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飛ばない布団(追記あり)

朝に自転車に乗っているとき、路上で黒とオレンジ色の丸っこい小鳥を見かけました。調べてみるとジョウビタキという渡り鳥で、冬に日本に飛来するんだそうです。ふっくらしてかわいい鳥でした。



以下は、棗に布団を贈ったメモ。

布団を贈ったきっかけは、瞬が「棗は落ち着きがなさすぎる」とこぼしていたこと。
どうも、脳内の部屋で寝転がりながら足をばたつかせて暴れたり、歌いながら飛び跳ねたり、音が鳴るニワトリのおもちゃを鳴らしたりしているらしい。瞬と棗には一応個室があるけれど、距離が近いIF同士だと「私の脳を通して伝わってくる相手の気配がうるさい」ため、隣の部屋に行ってドアを閉めたぐらいじゃ解決しないという。

棗に静かにするように伝えたら、なかなか大変そうな答えが返ってきた。

棗「なんかさぁ、じっとしてると身体がわーってなって苦しくなってくるから。朝田さんには落ちつけって言われたけど、俺からすれば朝田さんがなんでじっとしてられるのか不思議」
あまり動かずにじっとしているのは誰だって苦しいもので、周りの人はそれを我慢して過ごしてるんだろう……と棗は考えていた。

私(おまえはマグロか)

マグロは泳ぐのをを止めると呼吸ができなくなる、という話を連想した。棗にとって、動き回るのは息をするように自然なことで、それを我慢するほうがエネルギーを消耗するらしい。
棗に動くなと命令するのは酷だけど、瞬が本を読んだりして静かに過ごしたい時があるのも分かる。

じっとしていることと夜に1人で寝ることが苦手な棗に、私と瞬はどちらからともなく「重い布団を贈ろう」と思い付いた。
重い布団を使うと、抱きしめられているような安心感があって熟睡できる人がいるらしい。棗もたぶんそのタイプだろうな、と。

現実世界だったら値段が高かったり暑かったり干すのが大変だったりするけどその辺りのリアリティは適当に無視しておいて、気持ちが落ち着くような布団を贈ることにした。夜寝るときに限らず、休みたいときや気が向いたときに上からかけてくれたら良い。

きっと気に入ってくれるでしょう。いや、これを書いている時点で布団は棗に届いていて、すでに気に入って使っているのか。
精神世界の布団は吹っ飛ばない(重いから)
φ(..)

──

2021/2/25 現在

棗は布団を愛用していて、夜は布団をかけてイヤホンで作業音を聴きながら眠っているそうです。「こちらに敵意がない人の気配や物音」が好きらしい。
瞬も、ある程度おとなしくしてくれるなら同じ部屋にいても良いし、たまに騒ぐぐらいは許容範囲だと言っていました。
一見すると落ち着いてる一件落着です。

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冬樹

Author:冬樹
通信制大学生。見えない存在とともに現実世界を探索します。

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