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冬樹

Author:冬樹
君の声を 抱いて歩いていく

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年の瀬

「牛 顔文字」で検索したらこんなものが出てきました。確かに牛だ。廿TT~モォォォ

年の瀬の記録です。


SASUKEを1stステージの途中まで観ました。
ハードなアスレチックを制限時間内にクリアして頂上にある赤いボタンを押す特番です。

前にもこんなことを書いたなとブログ内を検索すると、年末から年明けにかけて一言SASUKEについて触れるのが恒例になっていました。詳しい内容には触れていないけど、「観られなくて残念」とか「朔夜のテンションが上がってた」程度のことが毎年書いてある。だから今年もそれに従います。

2年前の「あゆみと翔がテレビで紅白を眺めながら蕎麦を食べる」の一文が懐かしい。



SASUKEはタルパの持っている知識に関係なく見られるなと思う。クイズ番組やお笑いを楽しむためには世の中についてそれなりの知識が要るけど、体を動かすのがメインだったら予備知識はあまり要らない。興味をもつかは別にして、誰も仲間外れにならずに観られるのが良いところ。

棗が見惚れるような目をして「ボタン押したときって最っ高に気持ちいいよね……」と話していた。そう言われると確かに達成感とか征服した感じが半端ないだろうなと思う。カメラを向けられることに抵抗がないひとなら。

話を振られたあゆみ。
あ「わたしは始まって数秒で脱落しますしテレビにも映りたくないですよ」

私「出場者じゃなくて応援するひととして取材されるのはどう思う?」

あ「(わたしが応援するってことは)マスターが出場するんですか?」
私「なんでそうなる」

あゆみはだいたいマスターありきで動いていて、マスターと関係ないところで誰かを応援しに行ったりなにかしらの行動をするイメージが湧かないらしい。棗はナチュラルに飛びはねたり叫んだりするので、応援する側としても良い画が撮れそう。

タルパはオート化するにつれて行動が定まるものだけど、私の頭の中にはふたつのイメージが定まらずに残っている。あゆみがこの手の番組に出たとして、観衆の前で困惑しながらすぐに脱落する文化系人見知りなあゆみと、ギャラリーを気にせず淡々とクリアする人外じみた能力のあゆみ。実際どっちになるかは五分五分ぐらい。

棗が「オレならあそこでアウトになる」と指した場所があった。
コースの終盤近くに、車輪付きの数百kgの箱をレールに沿って押して進むところがある。クリアできなかった参加者はだいたい水に落ちているけれど、棗のいう場所で引っ掛かったら水に落ちることはない。時間切れまでの数秒か数十秒を箱に向かって過ごすことになる。

私「棗はパワーよりスピードなのかな? そこで引っ掛かるのはいやだよね」

浮かんだイメージに口の端がつり上がった。
脱落してほしいわけじゃない。頂上のボタンを押して戻ってきて、仲間から飲み物を受け取る姿を見たい。それと一緒ぐらい、時間切れのブザーを聴いて箱の前であ゛ーって叫んでるところをカメラで抜かれるのも見たいと思ってしまう。ごめん棗。



あゆみと念話しながらお風呂を掃除しました。お風呂掃除は部屋の片付けとは違って、物を動かさなくて良いぶん取りかかりやすい。天井→壁→湯船→排水溝と床の順。

あ「……掃除しがいがありそうですね」

私「お前んちの風呂くそ汚いなって?」

あ「遠回しな言葉をわざわざストレートに訳さないでください。あと“お前んち”より“わたしたちの家”のほうが嬉しいです」

私「わたしたちの汚風呂」
一応言っておくと湯船の中はそこそこ綺麗です。湯船は。

壁のタイルの目を洗剤でこすりながら
私「あんまり汚れが落ちないからカビキラー使おう」

あ「ボトルをよく見てください」
今まで使っていたのは酸性洗剤。カビキラーは塩素系でまぜるな危険。

私「あぶね、毒ガス作るとこだったわ」
あ「もー(´~`)」

間違って使うと危ないので、使わないほうの洗剤は手元に並べず洗面所に置いておくように言われた。浴槽の縁に乗って天井の換気扇のカバーを外すところを「足を滑らせないでください」と言いながら見張るあゆみ。なんだかんだ気苦労が絶えない(私のせい

私「どぶねーずみみたいに美しくなりーたいー♪」

換気扇のフィルターのほこりを取った後、排水溝と床の掃除。床のタイルは黒いから分かりにくいが、タイルの目にも砂のような汚れが溜まっていた。泥のついた足で歩くわけじゃないのにどうして。
ブラシでこすりながらシャワーで流しているうちに、濁っていた水が透明になった。道具を片付けて一段落してお風呂場を眺める。

私「掃除しても見た目が全然変わってない……」

あ「見た目には分からなくても見えないところを綺麗にすると気分が良くなりますし、綺麗になるまでの流れはわたしが見ていますよ」

私「ありがとう。こんなの見つけたんだけど」

私が買ったわけじゃないと前置きして、洗剤の棚から潤滑剤のボトルを取り出した。

あ「わわ、なんですか」

私「for lovers. どんな感触なのか試してみよう」
あ「何年前のか分からないものを肌につけないでくださいよ」

私「手につけてすぐ洗い流せば大丈夫──」

親が帰ってくる音がした。ボトルを元の場所に戻す私を見て、あゆみはどこか安心した様子だった。



スーパーに食べ物を買いに行ったら、食料品のレジに長蛇の列ができているのが目についた。今すぐ要るものではないので、食べ物は買わずに上の階に向かう。
上の階にはホームセンターが入っていて、私はときどきタルパたちと品物を眺めて歩いている。家にペットはいないけど、ペット用品の売り場に立ち寄ってみた。

棗「ドッグフードとかキャットフードっておいしそうよな」

わからんこともない。
加工した飼料を食べるのは遠慮したいけど、干したささみ肉や真空パックのかつおなどはそこまで抵抗なく口に入れると思う。犬猫のために用意されたものに人間がわざわざ手をつけるべきじゃないって感覚があるからふだんは考えないだけ。

棗は犬用のガムを眺めていた。

棗「あれの人間用がほしい」
私「犬用ガムの人間用ってふつうのガム?」

棗「そうじゃなくて」
吐き出さずに噛んで飲み込むことができ、ある程度の大きさと硬さがあって、あまり甘くないものが欲しいという。

棗「腹立ってるときによさそう。甘いのも嫌いじゃないけど、噛んでる間ずっと口が甘くなるのはやだ」
内界ならそれらしいものが手に入りそうだし、実際に買うかは別にしても現実で探すのも良いなと思った。


年越しの様子や新年の抱負などは、年が明けてから話し合って記事にしようと思います。今年はブログを訪ねてくださりありがとうございました。良いお年を。

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